安全に旅行すること

蟹

旅行は価格だけでは決められません

最近の高速バス路線は、乗車日や車両タイプによって大きく運賃が違います。格安バスも増えてきました。これは事業者によって運賃の決め方が違うだけではないと考えられます。ですから、低運賃の場合、運行の安全性が心配になります。格安バスが登場した経緯を振り返りましょう。かつては高速バスを含むいわゆる乗合バスの運賃は認可制でした。これには、その運賃の根拠となる原価に利益を加算した金額が認可の基準になったと言われています。さらに、業者間の競争は認められていませんでした。その後、バスも多様化し、規制緩和に合わせて、運賃は届け出制に変わりました。事実上、運賃の自由化となったと言われています。ここで格安バスが誕生したとも言えます。さらに高速ツアーバスが成長した時期とも重なります。これは旅行会社が企画する商品でバスツアーだけでなく観光や宿泊を伴うものです。こうなるとバス料金とは無関係なものとなり、価格は旅行会社が自由に決めることができます。その後、運賃の届け出には、上限額と下限額を定めておけばその範囲内で運賃を変動させても届出が必要なくなりました。これが今日の格安バスと考えて良いでしょう。しかし、当初の料金決定のありかたでわかるように、料金を抑えるには、売り上げを増加させるか、原価を圧縮するか、利益を圧縮するかのいずれかの方法しかありません。売り上げを増加させることが難しい場合は空席を減らし効率を求める方法もありますが、これには宣伝費などの経費が必要です。結果的に乗務員に過剰な負担をかける、バス自体を老朽化させたまま運行するなどの危険が伴ってきます。最近はこうした原因で事故も起きています。行政による監督の徹底、法令の改正などが望まれるところですが、利用者においては料金だけでなく口コミなどで事前に安全性をよく検討するべきでしょう。

Copyright© 2019 格安バスで質の高い旅行を計画してみましょう All Rights Reserved.